ひとつの言葉が記憶にしまい込まれるのを見たことがある。
言葉は映像の箱に包まれ、別の名前を持ち記憶となった。
映像は表すことのほかに隠すこともできる。
その展開図を集め、重ねる。
Exhibition
2018.10.30 tue – 11.4 sun
SARP〈space B〉
– 会場配布資料
文章を書くときに頭に思い描く場所の記憶・映像が有る。
それは書いている文章の内容とは全く関係のない場所の記憶で、どうしてその映像が頭に浮かぶのか、関連性がわからない。
私たちは「言葉」によって考えるが、言葉以外でも思考しているのではないか、映像的に考えるということしているのではないか。
体験と記憶のあり方、映像的に思考するとは何か。
写真という媒体を通じて、撮りながら考える。
よく通う図書館があった。その図書館の脇道を通ったときに、1枚写真を撮った。その場所を観察することに決めた。
撮影を繰り返し、自身の映像体験を反復させる。
記憶の差異を写真が追い越していく。
EVENTS
仙台写真月間 2018 アーティストトーク
11.3sat 18:00-19:30
鄭伽倻 × 稙田優子
ゲスト 鄭伽倻 (てい かや)
1983 年 秋田県大館市生まれ。秋田市在住。東北芸術工科大学 デザイン工学部 情報デザイン学科 映像コース(現映像学部) 卒業。イメージフォーラム付属映像研究所 修了。 映像制作会社、写真館勤務を経てフリーランスに。独立を機に作家活動を再開。
※ゲスト略歴は開催時点の情報です