フラットハウス / 生活

城田清弘

我が家の住人たち(妻と娘)からの引っ越し圧力が高まっている。 そもそもの始まりはこうだ。築50年を過ぎた3Kの平屋(借家)が2 度の震災を経て、なかなかに傾いてきている。玄関の引き戸の建 て付けが悪くて開けづらい、子どもでは絶対に開けられない。本棚 を置いている北側の4畳半が気分が悪くなるくらい傾いている。窓 のサッシを閉めても隙間が空いている、だから真冬の外にいるの と同じだ。通っている保育園の同級生のほとんどが、次々とA小学 校の校区に引っ越ししていた、だから私たちも引っ越そう。嗚呼、 引っ越し理由の正体があらわれた。こっちはこっちで、A小校区は 家賃が高いから無理。引き戸はコツがわかれば大丈夫。本は整理 して減らします。寒いのは我慢しよう。サザエさんもまる子も平屋に 住んでいる・・・と、のらりくらりとかわしている。

Exhibition

2019.10.8 tue – 10.13 sun

SARP〈space B〉

EVENTS

仙台写真月間 2019 アーティストトーク 
10 月 12 日(土) ※未開催

ゲスト  大沼洋美(おおぬま ひろみ)
 1982 年山形県生まれ。山形市在住。東北芸術工科大学卒業。東京綜合写真専門学校研究科卒業。大学副手を経て 2011 年より山形県小国町旧小玉川小中学校を拠点に「studio こぐま」をスタート。現在は写真家、フリーランスフォトグラファー、地域活動家、ワークショッププランナーなどとして活動。2005 年、2008 年仙台写真月間。2011 年山形美術館「生まれるイメージ」。2014 年寒河江市美術館にて個展。

※台風の影響によりアーティストトークは開催中止となった。前日、10月11日にゲストが来場し、トークイベントの打ち合わせ風景をその場の来場者に公開した。

Installation images